ミル・ミリントン『ああいえばこういう。 このあと続けてもう一回っていうのは、きついかも』

23 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2010/03/20(土) 05:40:55
[いつ読んだ] おそらく5年くらい前
[あらすじ]
イギリス在住のイギリス人夫とドイツ人妻(子供1人あり)が、ことあるごとに壮絶な口論を繰り返す、その口論のユニークさと激しさをウリにした小説。
主人公はイギリス人夫でIT関連の会社に勤めているらしい。
全編にわたってとにかく夫婦で口げんかばっかりしているが、最後に夫が濡れ衣で追いつめられた時、
なぜか突然妻が夫をセックスに誘うところで終わり。
[覚えているエピソード]
口論で疲れている時に、子供がマントをかぶって暴れまくっていてなおさら疲れを感じたり、二人目ができた時に「あなたの子じゃないけど」と妻に宣言されたりするくだりがありました。
[物語の舞台となってる国・時代]
現代で、おそらくイギリス。
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ソフトカバーの日本語翻訳版、水色の表紙に夫婦のイラストがカラーで描いてあったと思います。
[その他覚えていること何でも]
実際に作者がイギリス人&その妻がドイツ人で、あまりに自分たちの夫婦げんかが壮絶だったので新聞のコラムかなんかで連載したところ、人気を博して小説化した、
というようなことが筆者あとがきにあったように思います。
ELLEやVOGEなどのファッション誌の書評で紹介されていて購入しましたがなくしてしまい、もう一度購入して読みたいと思っています。
比較的長い邦題がついていたと思います。

分かる方がいらっしゃいましたらお願いします。

この本のタイトル(題名)教えて! その8
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1266833012/23


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


ああいえばこういう。 このあと続けてもう一回っていうのは、きついかも 単行本 – 2005/2/11
ミル・ミリントン (著), 岩本 正恵 (翻訳)
http://amazon.jp/dp/4309204309
表紙画像有り

ミル・ミリントン 著ほか. ああいえばこういう。 : このあと続けてもう一回っていうのは、きついかも, 河出書房新社, 2005.2. 4-309-20430-9.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007654965

記事更新日:2024年9月7日
記事公開日:2023年7月6日

通知
guest
2 コメント
Inline Feedbacks
すべてのコメントを表示
通りすがり

『ああいえばこういう。このあと続けてもう一回っていうのは、きついかも』
ミル・ミリントン/著;岩本正恵/訳 河出書房新社 2005年刊

英国人夫(主人公・大学の情報センター勤務)とドイツ人妻(事実婚なので
作中では「ガールフレンド」と記載)の生活と果てしない口論を描いた作品。
著者が個人サイトでドイツ人パートナーとの口論の内容を公開し、
それを元にこの作品を書いた経緯が訳者あとがきに書かれています。

二人目の子供ができた時、妻が夫に「あなたの子じゃない」という場面(p.43)や
ベッドに誘うラストシーン、表紙絵も質問通りです。
かなり下品と言うか露骨なセリフ(主に性関係の)が多くて、お子様には
向かない作品ですね(。-“-)