V・C・アンドリュース『ヘヴン』

942 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2011/10/27(木) 09:26:04.34
実家の倉庫を漁れば見つかるかもしれないけれど、昨晩突然思い出して読み返したくなったので…

[いつ読んだ]20年くらい前?
[あらすじ]プアホワイトの少女が主人公。DVの父親にひどい目にあわされながらも貧乏から脱出しようとあがく

[覚えているエピソード] 暴力親父は性格は最悪だが男前で魅力にあふれているため女が寄ってくるのがたちが悪い。
その昔、親父は上流階級の女性と恋に落ち、奥さんは全てを捨てて駆け落ち同然で貧乏な暮らしに飛び込んできた。
親父はそんな奥さんをとてもとても大事にして、貧しいながらも幸せに暮らしていたが身体が弱かったので主人公を産んで死んでしまう。
主人公は母親に似て美人。それもあって主人公は親父にうとまれている。
その後親父は学校にもろくに行ってない知性の欠けた女と家事をさせる為に結婚している。
避妊もまともに出来なくてぽこぽこ出来た弟妹がたくさんいて、主人公はその世話に追われる。

ネタバレ注意

いろいろあって後半は都会の若夫婦の元に養子に入る展開。
ゴージャス美人の妻にいいようにコントロールされて日々ストレスの溜まっている旦那にセクハラされるようになる。
最後はこの夫婦からも離れて、自分の力で生きて行ってやる…!みたいな決意をする。


だったかな。
確か続編もあったはず。(未読)

[物語の舞台となってる国・時代] アメリカの白人貧民層。マクドナルドとか出てきたのでそこそこ現代。

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]文庫

[その他覚えていること何でも]
みなさんのお力を貸してください。よろしくお願いします

943 名前:942[sage] 投稿日:2011/10/27(木) 09:30:24.30
書き忘れていたけれど翻訳ものです。

この本のタイトル(題名)教えて! その9
http://kamome.5ch.net/test/read.cgi/books/1284113689/942-943


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


ヘヴン (扶桑社ミステリー) / V.C.アンドリュース、小沢瑞穂 / 扶桑社 1990年
https://www.mottainaihonpo.com/shop/Item/bkrmfkrooag2mpyh
表紙画像有り

ヘヴン V.C. アンドリュース
http://amazon.jp/dp/B0D9V8QN3C
表紙画像有り

V.C.アンドリュース 著ほか. ヘヴン, 扶桑社, 1987.8, (サンケイ文庫. 海外ノベルス・シリーズ). 4-89353-163-8, 10.11501/13514388.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001919037


記事更新日:2024年9月8日
記事公開日:2023年10月30日

通知
guest
2 コメント
Inline Feedbacks
すべてのコメントを表示
通りすがり

V.C.アンドリュース/著;小沢瑞穂/訳『ヘヴン』 (サンケイ文庫)扶桑社 1987年刊
→1990年 『ヘヴン』(扶桑社ミステリー)として再刊

田舎の貧しい家に生まれた少女ヘヴン。良い家柄出身の母親はヘヴンを産んだ際に
亡くなり、父親はそれを恨んでヘヴンに辛く当たる。幼少時はヘヴンをきちんと
育てようと努力していた継母も、女遊びが激しく家に寄り付かない夫(父親)と
次々産まれる子供の世話、極貧生活で壊れてしまい、ついには家出して行方不明に…。
ヘヴンは異母弟妹の面倒を見るため学校へも行けなくなります。

ろくでなしの父親が見た目だけは良くて次々に女性を惹きつける点も
父親が子供たちを養子に出し(というか金持ちに売り)、
ヘヴンが都会の若夫婦の養子になる点も質問通りです。

続編は『ダーク・エンジェル』『背徳のオルゴール』『天国の門』『悲しい夢』
(すべて扶桑社ミステリーから。全部で5部作)。著者が途中で亡くなり
2作目か3作目からは構想メモなどを元にして別人が書いているらしいです。