連城三紀彦(れんじょうみきひこ)「白い言葉」

173 名前:無名草子さん[] 投稿日:2018/11/22(木) 14:30:47.72
[いつ読んだ]
4~5年前

[あらすじ]
先生に恋した娘と娘のことがわからない母親、というような構造?
該当部分のみしか読めなかったのではっきりとはしません……

[覚えているエピソード]
母親が若い時、当時住んでいたアパートに白紙の手紙が届けられるようになった。
不気味に思い、白紙の紙は捨てることもできないまま何枚も溜まっていったが、束になる程になったある日、ふと思い立ってその紙を使い学生時代の友人などに手紙を書いてみた。
その中で返信のあった男性と交流が生まれ、やがて交際するようになり結婚した(すなわち娘の父親)。
その思い出話を語り、「だからね、白紙の手紙って脅迫状みたいなものなのよ」と何に反抗してか定期テストの回答用紙を白紙で出した娘を諭そうとするが、娘は「白紙の手紙を出したのはきっとパパよ」と答える。
「パパはきっとママのことずっと好きだったのよ。いつかその白紙でママが何か書いて手紙を送ってくれることを期待してたの」
考えてもみなかったことを言われ驚きながらも、そっぽを向いて推理を述べる娘の横顔を見て、ふっと娘を教えている素朴な容貌の教員のことを思い出す母親。
「あなた、先生に恋をしているの?」

[物語の舞台となってる国・時代]
日本、恐らく現代

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
不明

[その他覚えていること何でも]
4~5年前に大学受験の模試か過去問で読んだので、恐らく10年以内に現代文の問題用紙で使用された小説だと思います。
試験問題に使うには珍しい恋愛要素が強い文章だなと思ったのを覚えています。

177 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2018/11/22(木) 21:19:45.78
>>173
連城三紀彦の「白い言葉」です
『恋物語』(1998年12月 朝日新聞社刊)収録

178 名前:無名草子さん[] 投稿日:2018/11/22(木) 22:00:51.18
>>177
ありがとうございます!
連城三紀彦を現代文の問題に出したのか……

この本のタイトル(題名)教えて! その14 ワッチョイ無し
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/books/1526960904/173-178

恋物語 単行本 – 1998/11/1
赤江 瀑 (著), 芦原 すなお (著), 大原 まり子 (著), 川上 弘美 (著), 清水 義範 (著)
http://amazon.jp/dp/4022573066
表紙画像有り

収録作品:恋物語/赤江 瀑 – 紙の本:honto本の通販ストア
https://honto.jp/netstore/pd-worklist_0601593675.html
目次有り

恋物語 (朝日新聞社): 1998|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002740664-00

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