新堂冬樹(しんどうふゆき)「英吉の部屋」(えいきちのへや)

129 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 01:53:56
『読んだ時期』去年
『あらすじ』
何話かが収録されている本だったと思います。
そのうちの一話しか覚えていないのですが、こんな話でした。

ある父親が娘を溺愛し過ぎて束縛、
愛する人の所に行こうとした娘を監禁して暴行(その時に娘は流産)、
時は流れて今その父親は介護が必要な状態になり娘夫婦と同居、そしてその娘夫婦から虐待を受ける様になった、お爺さんが主役です。
たしか話の冒頭に、お爺さんが青年だった頃のエピソードがありました。
青年だった、戦後間もない頃にお爺さんはアメリカ兵が集う飲み屋を営んでいて、
毎晩当然の様に、店で働く日本人女性店員へのレイプまがいの暴行が兵達からあったと。
お爺さんもそれを止められず、女性店員が店に来なくなり、アメリカ兵達の性的ストレスが溜まってきていた時に、店にお爺さんを慕って時々閉店後お爺さんに手料理を差し入れに来てくれる、近所の若いお母さんと幼い女の子が店に来てしまい、アメリカ兵達の犠牲になってしまいます。
お爺さんはその後店をたたみ結婚。娘が産まれ、上記の様に行き過ぎた愛し方をします。
たしか話の最後の方では、食事を与えられず、キャットフードを娘夫婦らに無理やり口に突っ込まれた要介護状態のお爺さんがキレ、最後の力を振り絞って娘夫婦を殺害して、終わりだったと思います。
他にも数話収録されていますが、読後感の悪い話が多かったです。
タイトルと作者が思い出せません。

わかる方、いらっしゃったらよろしくお願いします。

130 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2007/02/04(日) 16:46:09
>>129
新堂冬樹「吐きたいほど愛してる。」所収の「英吉の部屋」

この本のタイトル(題名)教えて! その5
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1166607907/129+130

吐きたいほど愛してる。 単行本 – 2005/1/20
新堂 冬樹 (著)
http://amazon.jp/dp/410473201X
表紙画像有り
内容紹介
愛――、それは気高く美しきもの。そして、この世で最も恐ろしいもの。毒島半蔵の歪んだ妄想が、この世を地獄へと塗り替える。虚ろな心を抱える吉美が、浮気を続ける亭主に狂気をぶつける。傷を負い言葉を失った、薄幸の美少女・まゆか。実の娘に虐待され続けている、寝たきり老人・英吉。暴風のような愛情が、人びとを壊してゆく! 新堂冬樹にしか描けなかった、暗黒純愛小説集。
内容(「BOOK」データベースより)
迷惑な妄想逆ギレ男が、夫の帰りを正座して待つ壊れた妻が、生き地獄を味わう可憐な美少女が、虐待される寝たきり老人が、自己の中心で愛を叫ぶ!勝手気ままに狼藉の限りを尽くす面々をあなたは愛せるか!エンターテインメントの旗手・新堂冬樹が「ここまで書くか!」とばかりに練り上げた、強烈すぎるキャラクターと刺激的なストーリー。

吐きたいほど愛してる。 (新潮文庫) 文庫 – 2007/7/30
新堂 冬樹 (著)
http://amazon.jp/dp/4101323518
表紙画像有り

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007622368-00
タイトル 吐きたいほど愛してる。
著者 新堂冬樹 著
著者標目 新堂, 冬樹, 1966-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 新潮社
出版年 2005
大きさ、容量等 254p ; 20cm
ISBN 410473201X
価格 1400円
JP番号 20732840
部分タイトル 半蔵の黒子
部分タイトル お鈴が来る
部分タイトル まゆかの恋慕
部分タイトル 英吉の部屋
出版年月日等 2005.1
NDLC KH561
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

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