夢枕獏(ゆめまくらばく)「柔らかい家」

975 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2010/02/19(金) 15:20:00
誘導されてこちらに来ました よろしくお願いします

[いつ読んだ]5年ほど前だったと思います
[あらすじ]登山中に道に迷った主人公が奇妙な屋敷に迎え入れられる
[覚えているエピソード]
主人公が山登りに出かけて道に迷ってしまった
日が暮れると、宙を泳ぐ凶暴な魚(そういう設定でした)に襲われるので怯えていると、一軒の屋敷を見つけた
そこの主に迎え入れられるのだが、その屋敷にも気味の悪い生き物(目に見えない虫など)が生息していて
屋敷の主に、生きたトカゲ(?)の皮でできた履物を履くように勧められるのだがそれを拒んだ主人公は足の爪と肉の間に虫の卵を産みつけられてしまう

ネタバレ注意

最終的に主人公が死ぬような描写があったと思います

[物語の舞台となってる国・時代]日本・たぶん現代
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]文庫でした
[その他覚えていること何でも]
・短編集でした
・宙を泳ぐ魚は、普通の海の魚だったと思います(サンマとかアジとか)
・屋敷の主の妻の手だけが、壁から突き出ていて屋敷内をさまよっている
ネタバレ注意

・屋敷のある部屋で人間釣り(?)をして、それを鍋の具にする。主人公は食べるのを拒む
・産みつけられた虫の卵を駆除するために、主に足の爪を剥がれるシーンがあったと思います。
爪の下の肉に卵がビッシリ・・・という描写がありました

覚えていることは以上です。
記憶違いの箇所もあるかと思いますが、分かる方いましたら、よろしくお願いします

978 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2010/02/20(土) 00:13:44

>>975ですが自己解決しました
夢枕獏の「鳥葬の山」という短編集に収録されているようです
スレ汚し失礼しました

この本のタイトル(題名)教えて! その7
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1227524784/975-978

奇譚カーニバル (集英社文庫) 文庫 – 2000/9/20
夢枕 獏 (著)
http://amazon.jp/dp/4087472396
表紙画像有り

奇譚カーニバル 単行本 – 1995/10/5
夢枕 獏 (著)
http://amazon.jp/dp/4651620167
表紙画像有り

奇譚カーニバル (立風書房): 1995|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002470911-00
目次有り


鳥葬の山 (文春文庫) 文庫 – 1993/12/10
夢枕 獏 (著)
http://amazon.jp/dp/4167528029
表紙画像有り

鳥葬の山 単行本 – 1991/1/1
夢枕 獏 (著)
http://amazon.jp/dp/4163123105
表紙画像有り

鳥葬の山 (文芸春秋): 1991|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002086701-00
目次有り

管理人のコメント:
作品名を調べたところ、「柔らかい家」でした。

・日が暮れると、宙を泳ぐ凶暴な魚に襲われる
→孫鰯の幼魚の群に襲われることがあるという話が出てくる。(p11)

・屋敷の主に、生きたトカゲ(?)の皮でできた履物を履くように勧められる。
→メメズクやオバコオロギが爪の間に卵を産みつける(p18)
スリッパのない主人公に老人が蜥蜴の皮で造った靴下を渡す(p24)

・屋敷の主の妻の手だけが、壁から突き出ていて屋敷内をさまよっている
→一年か二年に一度、家の壁から妻の右手が生える(p27)

ネタバレ注意

・屋敷のある部屋で人間釣り(?)をして、それを鍋の具にする。主人公は食べるのを拒む
→老人は孫の肉を使って犬鮭を釣った(p30-31)

・最終的に主人公が死ぬような描写があった
→主人公は家から逃げ出そうとするが、失敗して倒れる。(p44)


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