川上弘美(かわかみひろみ)「婆」

374 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2011/04/06(水) 00:54:46.17
[いつ読んだ]
5年くらい前?
[覚えているエピソード]
主人公(女、未成年。高校生?)が、知らないおばあさんの家に上げてもらう。
主人公が身を固くしているあいだに、おばあさんが七輪?でするめをあぶり始める。
「食べたいなら食べれば」みたいな投げやりなおばあさんのすすめに従って、主人公がするめを食べる。
その流れのまま二人で酒を飲み始める。
やがて酔いが回ってきた主人公が、おばあさんに何かを取ってきてと頼まれて
くるくるステップを踏みながら台所に向かう。すごく楽しい気分。
主人公の後ろを、猫がとことこついてくる。
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
模擬試験か過去問かなにかで読みました。国語の問題に使われていた気がします。
[その他覚えていること何でも]

375 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2011/04/08(金) 21:06:00.30
>>374
国語の問題なら、1996年度センター試験・追試の
石牟礼道子『言葉の秘境から』
じゃないかな。登場人物は、「わたし」「婆さま」「三毛」。
婆さまの家を辞した「わたし」の後を三毛がついて来てしまうところが導入部。

但し「七輪、するめ」ではなく、「なげやり」でもない。
>婆さまは、火箸で燠火の底に埋めた唐藷(からいも)をかき出していたが、その先で焼けぐあいを刺してみて、
>「焼けましたごたる。こういう物どもは、食べなはりませんど?」
>とたずねた。

それから
>やがて酔いが回ってきた主人公が、おばあさんに何かを取ってきてと頼まれて
>くるくるステップを踏みながら台所に向かう。すごく楽しい気分。
に該当する箇所はセンター問題にはないから違うかもです。

383 名前:無名草子さん[] 投稿日:2011/04/10(日) 19:20:37.00
>374
>375でないなら、川上弘美の「婆」に似てる気がする。

409 名前:374[sage] 投稿日:2011/04/13(水) 01:42:14.84
>>375
>>383

ありがとうございました!

川上弘美の「婆」でビンゴでした。
「言葉の秘境から」もおもしろそうだったので、両方アマゾンに注文してきました。
(何の問題だったか結局思い出せませんでしたが……w)

お手数をおかけしました。

この本のタイトル(題名)教えて! その9
http://kamome.5ch.net/test/read.cgi/books/1284113689/374-409

物語が、始まる 単行本 – 1996/8
川上 弘美 (著)
http://amazon.jp/dp/4120026043
表紙画像・なか見!検索有り
内容(「BOOK」データベースより)
芥川賞作家の初めての作品集。第113回芥川賞候補作「婆」収録。
内容(「MARC」データベースより)
本年度、「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞した著者の、初めての作品集。以前芥川賞の候補作となった「婆」を含む、全4作品を収録。

物語が、始まる (中公文庫) 文庫 – 1999/9/1
川上 弘美 (著)
http://amazon.jp/dp/4122034957
表紙画像有り
表紙画像・なか見!検索有り
内容(「BOOK」データベースより)
いつもの暮らしのそこここに、ひっそり開いた異世界への扉―公園の砂場で拾った「雛型」との不思議なラブ・ストーリーを描く表題作ほか、奇妙で、ユーモラスで、どこか哀しい、四つの幻想譚。芥川賞作家の初めての短篇集。

https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002528421-00
タイトル 物語が、始まる
著者 川上弘美 著
著者標目 川上, 弘美, 1958-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 中央公論社
出版年月日等 1996.8
大きさ、容量等 207p ; 20cm
ISBN 4120026043
価格 1100円 (税込)
JP番号 97012982
部分タイトル 物語が、始まる.トカゲ..墓を探す
出版年(W3CDTF) 1996
NDLC KH258
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

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