山田詠美(やまだえいみ)「眠れる分度器」(『ぼくは勉強ができない』)

599 名前:SS[] 投稿日:2024/03/21(木) 14:09:13.65
[いつ読んだ]
サピックス小学部の教材として使われた文章
サピックス小学部3年〜5年付近(2015~2018年ごろ)

[あらすじ]
塾の教材で暗黙の了解と貧しい人には貧しい人なりのプライドがあるということを知る教育的教材でした。

[覚えているエピソード]
とある普通の小学校に家庭が貧しい子がいまして、その子は学校の給食で余っていたパンの耳かパンかを持ち帰っていました。生活的に困窮しているため、それを家で食べるため持ち帰っていました。けれど建前上はそう言うことは言わず「近所の犬にあげるため」とかと言っていました。また、クラスメイトたちもその事実は暗黙の了解として受け止め何も言いませんでした。
しかし、そこにある転校生的な人、その暗黙の了解を知らない人が来ました。その子は暗黙の了解を知らないため、パンの耳を持ち帰っている子をずるいと言って責めてしまいました。しかしその後、パンを持っていってる子は貧しいことを知ったので、後日パンを持って「いっぱい持っていって食べていいよ」とパンを手渡しました。しかし他のクラスメイトはその様子を冷たい目で見てました。それは転校生の子は、貧しいからパンの耳を持っていっているということはわかっても、貧しい子のプライドを思い遣ってみて見ぬふりをする、貧しいからパンを持って帰っているとは知らないように振る舞う気遣いができていなかった、ということを知る物語でした。

[物語の舞台となってる国・時代]
普通の小学校のはなし。

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
サピックス小学部の教材だったので本の形式はわかりません。もしかしたら単行本の中の単話などかもしれません。

[その他覚えていること何でも]
サピックスの文章で読んで新たな考え方を知り衝撃を受けました。
これがわかる方、特にサピックスに通っていた方がいましたら、何か情報をお願いします。

600 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2024/03/21(木) 15:21:49.20
>>599
山田詠美『ぼくは勉強ができない』はどうでしょう?

601 名前:SS[] 投稿日:2024/03/21(木) 21:24:35.62
返信ありがとうございます。
現在すぐに本の中身を確認できないので、後日、本屋で確認してみようと思います。

605 名前:SS[] 投稿日:2024/03/25(月) 23:35:38.45
>>600
先日購入して読んでみました。
番外編眠れる分度器の222ページほどにありました。無名草子さん、ありがとうございました。

軽く読んでみた際は、小学生の文章にするにはあまり向いてないかなと思いましたが、サピックスはうまく引用していたみたいですね。

この本のタイトル(題名)教えて! その15
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/books/1618592417/599-605

ぼくは勉強ができない (文春文庫) Kindle版山田詠美 (著) 形式: Kindle版
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ぼくは勉強ができない (新潮文庫) 文庫 – 1996/3/1
山田 詠美 (著)
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ぼくは勉強ができない ハードカバー – 1993/3/1
山田 詠美 (著)
http://amazon.jp/dp/4103668067
表紙画像有り

山田詠美 著. ぼくは勉強ができない, 新潮社, 1993.3. 4-10-366806-7.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002240211

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