瓜生卓造 (うりゅうたくぞう)『雪山の果て』(ゆきやまのはて)

494 名前:無名草子さん[] 投稿日:2009/07/22(水) 23:47:53
[いつ読んだ]
20年前
[あらすじ]
どこかの高校か大学の山岳部が雪山で遭難する話
[覚えているエピソード]
最後、吹雪の中でみんなが散り散りになる
リーダーも倒れて、薄れゆく意識の中で、「いつものお正月なら紅白見て母さんの雑煮を食べて…」と後悔する
遺体は雪融けまで見つからない

小学生の時に読んだ本で、ボロボロだったことと、緑色の表紙だった事だけは良く覚えています
もう一度読みたいので、よろしくお願いします

この本のタイトル(題名)教えて! その7
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1227524784/494


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


瓜生卓造  雪山の果て(瓜生卓造) / 古本配達本舗 / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=463342652
表紙画像有り

雪山の果て (学研): 1971|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I023051305-00


銀嶺に死す (1964年) (ポケット・ライブラリ)
http://amazon.jp/dp/B000JAHBIK
表紙画像有り

銀嶺に死す (新潮社): 1964|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001050096-00

記事更新日:2023年11月17日
記事公開日:2023年5月14日

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通りすがり

瓜生卓造/作;北村脩/絵『雪山の果て』(少年少女学研文庫)学習研究社 1971年刊

「薬師岳 ─だましの好天─」という150ページほどの中編?と
「岩木山 ─奇跡の生還─」という30ページほどの短編が入った本です。

どちらも実際にあった山岳遭難事故を元にした小説で
人名や学校名を変えたり想像による心理描写が加わったりしていますが
遭難の経緯はほぼ現実の事故に沿っているようです。
質問は「薬師岳」の方の内容ですね。

リーダーが「暖かい雑煮を食べて新年を祝っているはずだったのに…」と
思っているのは最後ではなく最初の方ですが(亡くなる直前は
お母さんの顔を思い浮かべるのみ)、他は質問通りの内容です。

作者のあとがきによると
瓜生卓造/著『銀嶺に死す』(ポケット・ライブラリ) 新潮社 1964年刊
に収録した5編の作品から2編を選び、分かりにくそうな字句や言い回しを
子供向けに書き換えたものだそうです。

『雪山の果て』は内容に関する情報がネット上に全然なかったのですが
偶然見つかりまして、自分で見つけておいて驚いています^^;
長文すみません。