吉田直哉(よしだなおや)「ネパールのビール」

822 名前:1/2[sage] 投稿日:2009/11/25(水) 04:37:27
[いつ読んだ]
2002年頃

[あらすじ]
どこか貧しい国に行き、そこで取材(?)をしていた人のエッセイだと思われます

[覚えているエピソード]
作者一行と現地の住民たちは親交を深めていき、中でも、ある男の子はとても作者たちに懐いた。
その子の母親はそこから遠い地に住んでおり、離れ離れで暮らしていた。
男の子は作者たちの手伝いをやりたがり、ビールを買ってくるというおつかいをよく引き受けていた。

いつも買っている店では少量しか置いておらず、一度にたくさん飲むことを断念していた作者だったが、男の子はある日、
「隣の町のお店にはたくさん売ってるから僕が買ってくるよ!」
と提案したので、作者はいつもの数倍のお金を渡しておつかいを頼んだ。
しかし次の日になっても男の子は帰ってこない。
現地住民は作者が渡したお金の金額を聞き、
「それだけのお金があれば、あの子の母親が住む町まで行くことが出来る。もう帰ってくることはないかも知れない。」と言う。

823 名前:2/2[sage] 投稿日:2009/11/25(水) 04:38:25
ああ、騙されてしまったのなあ…と諦めた作者たちだったが、2日後、男の子は泥だらけで泣きながら帰ってきた。
隣の町まで行ったが売り切れており、山をひとつふたつ越えたさらに隣の街まで行き買ってきたのだが、帰る途中で転んでしまい、ほとんどビールをダメにしてしまったのだと言う。
作者は男の子を抱きしめながら大声で泣いた。

こんな感じのエピソードだったと思います。
高校受験時、塾でみた問題集や資料かに載っていたのですが…
なにか心当たりありましたらよろしくお願いします。

826 名前:無名草子さん[] 投稿日:2009/11/26(木) 03:39:09
>>823は俺も高校受験の時(1997年度、宮城県)に読んでいるなあ
もしかしたら高校受験対策で使う定番の文章なのかな。
同年代の人に当たってみるのも手では。

827 名前:826[sage] 投稿日:2009/11/26(木) 03:53:31
と、思って色々検索してみたら

『ネパールのビール』吉田直哉
とのこと。

中学校の道徳の教科書の定番らしいです。

829 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2009/11/27(金) 05:44:21
>>826
ぬおおおお!!ありがとうございます!!
定番のものだったとは…
今度はちゃんと読んでみます!

この本のタイトル(題名)教えて! その7
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/books/1227524784/822-829

ネパールのビール―ベスト・エッセイ集〈’91年版〉 (ベスト・エッセイ集 (’91年版)) 単行本 – 1991/7
日本エッセイスト・クラブ (編集)
http://amazon.jp/dp/4163454306
表紙画像有り

ネパールのビール―ベスト・エッセイ集〈’91年版〉 (文春文庫) 文庫 – 1994/7
日本エッセイストクラブ (編集)
http://amazon.jp/dp/4167434091
表紙画像有り

ネパールのビール (文芸春秋): 1991|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002127015-00


https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784865060782

ビール アンソロジー
赤塚 不二夫(著)阿川 佐和子(著)阿川 弘之(著) 武藤 正人(編 ) 西光 祐輔(写真)杉田 淳子(編 )
発行:パルコエンタテインメント事業部
縦190mm
237 図版11枚ページ
価格情報なし
ISBN
978-4-86506-078-2
初版年月日
2014年7月
紹介
BEERS of All Time!!飲まずにいられるか?!喉が鳴る鳴る41篇。

ビール : アンソロジー (パルコエンタテインメント事業部): 2014|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025522446-00
目次有り

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