ジャニ・ハウカー『ビーストの影』

470 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2012/04/09(月) 01:07:47.20
[いつ読んだ]10年くらい前
[あらすじ]
寒い地方、工業地帯で大人はみんな工場か少し離れた農地で働いていて、ある日家畜が次々にかみ殺される事件が起きる
犯人と思われる野獣(ビースト)退治に賞金が出て、家族の為に主人公も野獣退治を独自に始める

[覚えているエピソード]

ネタバレ注意

サーカスの黒ヒョウが脱走し山に逃げ込んでいたことを突き止めて倒したんだけど、誰も信じてくれなくて
家族もボロボロになり、最後は自分自身が山にこもりビーストとなって信じてくれなかった村人に復讐する、という

[本の姿]
海外の本で、黒っぽかったような 

野生のけものと決闘をする少年のかっこいいお話だと思って手にとって読んだら全然違った…
今になって誰が書いたのか気になってしょうがないのです。
よろしくお願いします

この本のタイトル(題名)教えて! その10
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/books/1321195230/470


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


ビーストの影 単行本 – 1992/12/1
ジャニ・ハウカー (著), 田中 美保子 (翻訳)
http://amazon.jp/dp/4947635045
表紙画像有り

ジャニ・ハウカー 著ほか. ビーストの影, レターボックス社, 1993.1. 4-947635-04-5.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002230574

記事更新日:2024年1月27日
記事公開日:2024年1月23日

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通りすがり

ジャニ・ハウカー/著;田中美保子/訳『ビーストの影』 レターボックス社 1993年刊

主人公ビル(中学生くらい?の少年)の住む町で、多数の大人が働いていた
大企業の工場が閉鎖され、ビルの父と祖父も失業してしまいます。
しかも祖父の飼っていた鶏が「なにか」にやられて一晩で全滅。
その後もあちこちで羊などが襲われて、姿の見えない襲撃者は「ビースト」と
呼ばれるようになり、写真を撮るか捕えるかすれば賞金が出るという事態に。

ビルは夜中の湿地帯でなにか得体のしれないものと対決し沼に沈めるのですが
(ビルはそれをサーカスの黒豹だと思っているが真相ははっきりしない)
ちょうど同じころに町の大人が家畜を襲うドーベルマンを見つけて射殺しており、
皆はドーベルマンが「ビースト」だったと思っていてビルの話は信じてもらえず…
父親が喧嘩沙汰で刑務所行きになり、施設に入れられそうだと知ったビルが
山にこもって町の人に復讐しようと決意するところで終わります。

かっこいい冒険ものを期待して読んだ質問者さんは、失業とか、貧しい家の少年
(ビル)への冷たい扱いといった厳しいストーリーに驚いたでしょうね…(´・ω・`)

[覚えているエピソード]は最後の方の話なので「ネタバレ注意」に
されるのがいいかも知れません。