小林泰三(こばやしやすみ)「盗まれた昨日」

934 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2012/10/13(土) 20:31:38.36
[いつ読んだ]ここ2年以内
[あらすじ]精神(魂)を入れ替えることができる技術がある時代、女子高生(女子中学生かも)が、
中年男と一定時間体を取り替えるというバイト(バイトというか、その時代の援助交際的な感じ)をする
[覚えているエピソード]
女子高生が入れ替わった後、「こんな(中年男の)体で何時間か過ごさなきゃならないなんて、気が滅入る」と思うシーンがある

[物語の舞台となってる国・時代]未来の多分日本
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]不明
[その他覚えていること何でも]
・体(魂?精神?)を交換した後で、何かトラブルが起きる
・記憶をメモリディスク(または何らかの記憶媒体)で管理する(脳では記憶できない?)という設定

よろしくお願いします

この本のタイトル(題名)教えて! その10
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/books/1321195230/934


当記事のコメント欄で通りすがり様に情報をご提供頂いたことにより、解決いたしました。


天体の回転について Kindle版
小林泰三 (著) 形式: Kindle版
http://amazon.jp/dp/B00GJMUQRA

天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3) 文庫 – 2010/9/10
小林 泰三 (著), KEI (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4150310092
表紙画像有り

天体の回転について (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 単行本 – 2008/3/1
小林 泰三 (著)
http://amazon.jp/dp/4152089067
表紙画像有り

小林泰三 著. 天体の回転について, 早川書房, 2008.3, (ハヤカワSFシリーズJコレクション). 978-4-15-208906-9.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009310792


※同じ世界設定の作品
失われた過去と未来の犯罪 単行本 – 2016/6/2
小林 泰三 (著)
http://amazon.jp/dp/4041034698


記事更新日:2024年2月24日
記事公開日:2024年2月21日

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通りすがり

小林泰三/著「盗まれた昨日」(短編)
『天体の回転について』早川書房 2008年刊(→ハヤカワ文庫 2010年刊)に収録

全人類がある日突然数分間しか記憶を保持できなくなり、長期記憶のための
記憶媒体(メモリ)を身体に差し込んで使うようになってから20年以上経った時代。
女子中学生は生まれた時から長期記憶がメモリにしかないので、メモリ=人格になっている。

女子中学生が目覚めると、自分のメモリが中年男の身体に差し込まれていて驚愕。
汚く臭い身体に吐き気を催しながら元いた家へ行くと、中年男のメモリを
入れられた女子中学生の身体が事件を起こしていて…

「バイト目的で男と体を取り換えた」というところが違うのですが、
ストーリー全体から見てこの作品だと思います。
最後の方で女子中学生が遊び目的で他人とメモリを交換していたことが
明かされるので、恐らくその辺りからの勘違いかな?と。

蛇足ですが著者はこの長期記憶にメモリを使うようになった時代を
舞台にした長編も書いています(『失われた過去と未来の犯罪』2016年刊)。

仕事が多忙でも休日は図書館行かないと死んじゃう病 (×ω×;) なので
本探しもついでにぼちぼちと、ということで^^ お気遣いありがとうございます。