たつみや章(たつみやしょう)『冥界伝説・たかむらの井戸』(めいかいでんせつ)

235 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2013/04/13(土) 00:37:30.99
[いつ読んだ]
10年前くらい

[あらすじ]
主人公が勾玉を飲み込むと幽霊になれる話

[覚えているエピソード]
子供が幽霊にそそのかされたかなんかで、幽霊になって二人で遊び出す
口に含んでいた勾玉をうっかり飲み込んで元の人間に戻れなくなる
足に集中して歩くと瓦をならしたりして遊んだりしていたような

[物語の舞台となってる国・時代]
日本。多分主人公のじいちゃんちとか何とか
田舎っぽかったイメージが

[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
児童書。ハードカバー

[その他覚えていること何でも]
当時の推薦図書だった気が……

236 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2013/04/13(土) 01:01:03.49
>>235
たつみや章の「冥界伝説 たかむらの井戸」だと思います
懐かしい!

この本のタイトル(題名)教えて! その11
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/books/1352499662/235-236

冥界伝説・たかむらの井戸 (あかね・新読み物シリーズ 15) 単行本 – 2003/3/1
たつみや 章 (著), 広瀬 弦 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4251041453
表紙画像有り

たつみや章 作ほか. 冥界伝説・たかむらの井戸, あかね書房, 2003.3, (あかね・新読み物シリーズ ; 15). 4-251-04145-3.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004073044

阿刀田高(あとうだたかし)「迷路」

870 名前:無名草子さん[] 投稿日:02/10/07(月) 03:08
すごく面白かった本。

主人公(男)は小さい頃から誤って何人もの人(女)を殺してしまっていた。
そして死体は家の庭にある井戸にいつも捨てていた。
しかし、いつ井戸の中を見てもなぜか死体は消えているのだ。
不思議に思う主人公だが、「自分は強運なんだ。きっと神様が消してくれているんだ。
まてよ、もしかしたら人を殺したことさえ幻なのかも!?」と次第にいきがってくる。

主人公は成長し大人に。彼女が出来て、その彼女とケンカしているときに
ついカッとなって殺してしまった。
「いつもの井戸に隠せばすぐ消えてくれる」と考えた主人公はいつも通り
死体を井戸の中へ。次の日井戸の中を見てみたら案の定消えていた。

そんなある日、母親が病気になって寝たきりになる。
母親は看病する主人公に「私が死んだらちゃんと葬ってくれなきゃ嫌だからね。私のお葬式は立派にあげてくれよ・・・」としつこく念を押して言う。
そのうち看病に嫌気が差してきた主人公は母の首を絞めて殺してしまう。
いつもの井戸に母を沈める主人公。「これで大丈夫だ、母ちゃんも消してくれる」
次の日井戸の中を見に行く主人公。しかし、母は消えていない。まだ沈んでいる。
「おかしい」と思い毎日井戸を見に行く。しかし、何日経っても沈んだままで消えない。
だんだん動転してくる主人公。

・・・そりゃそうだ。母ちゃんが死んだらわざわざ体を張って死体を始末してくれる人なんているわけないのに。

というのがオチ。
これはよく出来た話だと思った。本ではもっと深い話なので是非本を読んで欲しい。
誰が書いてて何ていうタイトルだっけ?
確か作者の名前は「阿」という字が入っていたような・・・?

871 名前:無名草子さん[] 投稿日:02/10/07(月) 06:36
>>370
この物語面白いね。
ふ・ふかい・・・感動した。
お母さんは、最後の最後まで信じていたんだろうな。
私もこのタイトル知りたい。

873 名前:871[] 投稿日:02/10/07(月) 06:38
>>370
じゃなくって、ごめーーーん。>>870だ。感動したのは。

874 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:02/10/07(月) 08:13
>>870
はっきりはわからないのだけど、話の傾向と「作者の名前は「阿」という字が入っていた」
というところからみて、なんとなく阿刀田高っぽい。

876 名前:870[] 投稿日:02/10/07(月) 15:41
>>871
書き方が悪かったかな?
つまり、オチは
今まで主人公が殺した女は、実はお母さんがこっそり井戸から引き上げて始末していたということです。
>>874
そうだー・・・。阿刀田高だったかも。調べてみます。ありがとう。

880 名前:871[sage] 投稿日:02/10/07(月) 21:28
>>870さん、
お母さんがこっそり死体を引き上げていたのは分かったんだけど
お母さんはそれを息子に言わず、息子が自分からやめてくれるのを信じていて
自分が死んだときにはそんな真似はしなでおくれよって、
ひたすら信じているところが、感動した。

892 名前:無名草子さん[] 投稿日:02/10/10(木) 19:24
>>870
私もそれ読みました。確かここ数年の作品の筈……と
思って検索してみたところ、
「メトロポリタン」の一作目「母は愛す」がそれっぽいです。
違ってたらごめんなさい。

タイトル忘れちゃったあの本。みんな教えて!
http://book.5ch.net/test/read.cgi/books/976866647/

花あらし 単行本 – 2001/2
阿刀田 高 (著)
http://amazon.jp/dp/4103343214
表紙画像有り
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002964871-00
タイトル 花あらし
著者 阿刀田高 著
著者標目 阿刀田, 高, 1935-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 新潮社
出版年 2001
大きさ、容量等 293p ; 20cm
ISBN 4103343214
価格 1600円
JP番号 20131245
部分タイトル 迷路
部分タイトル 白い蟹
部分タイトル 選抜テスト
部分タイトル 暗い金魚鉢
部分タイトル 予言の研究
部分タイトル 第二の性
部分タイトル すきま風
部分タイトル 明日の新聞
部分タイトル 杳として
部分タイトル 大心力
部分タイトル 鰐皮とサングラス
部分タイトル 花あらし
出版年月日等 2001.2
NDLC KH73
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

七つの怖い扉 (新潮文庫) 文庫 – 2001/12/26
阿刀田 高 (著), 高橋 克彦 (著), 小池 真理子 (著), 乃南 アサ (著), 鈴木 光司 (著), 宮部 みゆき (著), 夢枕 獏 (著)
http://amazon.jp/dp/4101255253
表紙画像有り
内容紹介
「ねえ、私、生れてから一度も〈怖い〉と思ったことがないの。あなたのお話で、私に〈怖い〉ってどんなものか教えて下さいな」――。ある作家は哀切と戦慄が交錯する一瞬を捉え、またある作家は「予感」でがんじがらめにする秘術を繰り出した。そしてまたある作家は、此岸と彼岸をたゆたうが如き朧な物語を紡ぎ出した……。当代きっての怪異譚の語り部が腕によりをかけて作り上げた恐怖七景。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002730390-00
タイトル 七つの怖い扉
著者 阿刀田高 [ほか]著
著者標目 阿刀田, 高, 1935-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 新潮社
出版年 1998
大きさ、容量等 211p ; 20cm
ISBN 4103343192
価格 1500円
JP番号 99032943
部分タイトル 迷路 / 阿刀田高 著
部分タイトル 布団部屋 / 宮部みゆき 著
部分タイトル 母の死んだ家 / 高橋克彦 著
部分タイトル 夕がすみ / 乃南アサ 著
部分タイトル 空に浮かぶ棺 / 鈴木光司 著
部分タイトル 安義橋の鬼、人を[ク]らう語 / 夢枕獏 著
部分タイトル 康平の背中 / 小池真理子 著
出版年月日等 1998.10
NDLC KH6
NDC(9版) 913.68 : 小説.物語
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語