293 名前:無名草子さん[] 投稿日:2011/02/21(月) 23:02:22.93
[いつ読んだ]
20年ちかく前に聞いた話です。
本で読んだのか、もしかすると小学校の給食の時間に流れていたラジオドラマ・オーディオドラマかもしれません……
[あらすじ]
ある男の独白だったような?
自分の父(だったか祖父だったか)は、夜空の星(月だったかも)を売っていた。
でも星など買っても人間に利益はない。
自分は村をめぐって、星を買った人を探し、買い戻している。
[覚えているエピソード]
星を買った村人はみんな貧乏になり、家から出ない。
なぜというに、動くと腹が減る。腹が減るとものを食べる。金を使う。
金がないから自分はただ寝ているんだ……という絶望的な人が出てきたような気がします。
全体的に、終末な雰囲気がただよっていたような気がします。
[物語の舞台となってる国・時代]
日本ではなかったかもしれません。
どうもぼんやりとしていて申しわけないのですが、寂しい、虚しい、静かな、なんともいえず暗い話でした。
本だったのか原作なしのラジオドラマだったのか不明ですが、ご存じのかたがおられたら、教えてください。
よろしくお願いいたします。
296 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2011/02/22(火) 06:10:55.46
>>293
タイトルまではわからなかったけど教育テレビでそういう話を取り扱ったことがあるらしい
>・「お子さんの誕生日に、星を買いませんか」と権利書(?)を売り歩く男。実は男の父親がかつて、
>ある村の人々に言葉巧みに星を売りつけ、貧乏にしてしまった。男は罪滅ぼしに、転売してあげよう
>とするのですが、誰も買ってくれません。だから男の星を売る旅は、あてどもなく続きます。
多分これだよね?
きれいなお姉さんが言葉を喋らないぬいぐるみ相手に色々な話を語りかけるって番組らしい
番組の詳細も不明、ごめんね
297 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2011/02/22(火) 11:00:02.59
>>293
>>296の情報を元に検索したところ、
NHKで放送されていた「おかあさんといっしょ」の中の
「おはなしこんにちは」というコーナーで語られた作品である可能性が高いです。
1967年4月-1976年3月、金曜のみ放送、NHKビデオギャラリーなどで再放送されたこともあるそうです。
主な脚本を担当したのは別役実、山本清多(山元清多)、秋浜悟史、佐藤信、中山千夏、大西信行など。
おねえさんがぬいぐるみに読み聞かせる形で、物語は影絵で表現されたそうです。
一般的な童話の他に、書下ろしのオリジナル作品も扱っていたとのこと。
「星」に関するお話はいくつかあったようで、はっきり特定できませんでした。
ただ、別役実が番組のために書下ろしたお話をまとめた童話集「淋しいおさかな」に収録されている「お星さまの街」がそうではないかと思います。
番組書下ろしとは異なるようですが、他に「星の街のものがたり」という童話集も出ています。
いずれも悲しい、淋しい、やるせない印象の作品が多いようです。
300 名前:293[] 投稿日:2011/02/22(火) 23:26:42.00
「お星さまの街」、内容はその通りです!!
テレビ番組だったとは。
再放送で見ていたのかな……。
別役さんの作品なんですね。
早速「淋しいおさかな」をアマゾンで購入しました。
いまから楽しみです。ありがとうございます!
この本のタイトル(題名)教えて! その9
http://kamome.5ch.net/test/read.cgi/books/1284113689/293-300
淋しいおさかな―別役実童話集 (1973年)
別役 実 (著)
http://amazon.jp/dp/B000J972X0
表紙画像有り
淋しいおさかな (PHP文庫) 文庫 – 2006/9/2
別役 実 (著)
http://amazon.jp/dp/4569666825
表紙画像・中身有り
内容紹介
今から30年ほど前、「おはなしこんにちは」というNHKの幼児向けの人気番組があったのを覚えているでしょうか。そこで朗読された童話が、本書に収められた、別役実氏の書き下ろし童話でした。
表題作の「淋しいおさかな」をはじめ、「煙突のある電車」「猫貸し屋」「穴のある町」「可愛そうな市長さん」など、22作に共通するのは、穏やかな始まりと、虚をつくような結末、あるいは哀愁漂う結末など、いわゆるハッピーエンドで終るような童話ではなく、大人の鑑賞にたえ得る童話という点でした。それは、この作品集が単行本として刊行された当時、大人の支持を受け、版を重ね、復刊を望む声が多かったことでもわかると思います。まさに、本書は「大人のための童話集」の走りだったのです。
当時の番組をリアルタイムで見た子供たちは、今、40代の働き盛り。かつて自分が子供だった頃を、本書を読んで思い出してみてはいかがでしょう。名作、待望
の復刊。
内容(「BOOK」データベースより)
『マッチ売りの少女』『不思議の国のアリス』などで、独自の演劇空間を創造した劇作家、別役実。別役には劇作家という顔とともに、童話作家、エッセイストという顔がある。本書は、童話作家としての別役の作品集である。穏やかな始まりと、虚を衝くような結末。本書に収められた22の作品は、どれもその魅力にあふれている。長い時を超え、今も多くの読者の支持を受ける別役童話、待望の復刊。
淋しいおさかな (PHP文庫) Kindle版
別役 実 (著)
http://amazon.jp/dp/B06VV7XPG1
表紙画像有り
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001260680-00
タイトル 淋しいおさかな : 別役実童話集
著者 別役実 著
著者標目 別役, 実, 1937-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 三一書房
出版年月日等 1973
大きさ、容量等 258p ; 20cm
価格 800円 (税込)
JP番号 75015411
部分タイトル 煙突のある電車,象の居るアパート,機械のある街,魔法使いの居る街,猫貸し屋,迷子のサーカス,みんなのスパイ,淋しいおさかな,馬と乞食,工場のある街,六百五十三人のお友だち,歩哨の居る街,お星さまの街,穴のある街,ふな屋,泥棒の居る街,見られる街,可哀そうな市長さん,二人の紳士,親切屋甚兵衛,白いロケットがおりた街,一軒の家・一本の木・一人の息子
出版年(W3CDTF) 1973
NDLC KH77
NDC 913.8
対象利用者 一般
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語